ギャラリー幹


まだ小さな幹が、いつか大きな樹になるようにと願いを込め、このお店を始めました。

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  安田菜摘 natsumi yasuda

  1992年 京都に生まれる
  2015年 3月 京都造形芸術大学 こども芸術学科卒
        8月 ギャラリー幹にて初個展

  初めまして安田です
  みどりの金魚展へお越し頂きありがとうございます
  誰かに与えられた場所で生きるよりも
  私の思うように生きていきたい
  そんな気持ちで描きました
  何か一つでも気に入って頂ければ幸いです

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1章 水槽の中の金魚2章 暗闇の中の金魚3章 動き出す金魚4章 光と金魚5章 夜と金魚6章 さまよう金魚7章 金魚と金魚8章 彼方へと向かう金魚


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1章 水槽の中の金魚2章 暗闇の中の金魚3章 動き出す金魚4章 光と金魚5章 夜と金魚6章 さまよう金魚7章 金魚と金魚8章 彼方へと向かう金魚

ーみどりの金魚ー

水槽の中にある一匹の金魚がいました
金魚は外の世界を知らず
ただ人間から与えられた場所で生きてきました

ある日 金魚は思いました
誰かに生かされる日々を過ごすのではなく
もっと大きな世界で生きたいと
そして金魚は水槽の中から飛び出すのです

外の世界は金魚にとって初めてのことばかりでした

水の中でも月が出ることを知り
夜になると
小さな光たちが暗闇を照らすことを知り
風が温かいものだと知り
外の世界は
こんなにも沢山の音や色に
囲まれているのだと知りました

しかし 進むにつれ 金魚はふと思うのです

【私は一体どこに進めばいいのだろう】

そんな中 金魚はある一匹の真っ赤な金魚と出会いました

金魚は真っ赤な金魚に問いかけるのです

【キミはどこに向かっているのだい?】

真っ赤な金魚は答えるのです

【どこにも向かっていないよ
 ボクはただ風に身を任せているだけなんだから】

真っ赤な金魚に別れを告げ
金魚は雲から差し込む光を眺め
また前に進みだすのです